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食品事故と食品事件の違い

食品事故=意図しない異物の混入

食品事件=意図した異物の混入

 

食品事故の代表例は、外食店で提供された料理に髪の毛が入っていた、という場合です。

髪の毛は意図して入れた訳ではなく、偶然入ったものです。

これに悪意はありません。

 

食品事件の代表例は、最近ですと「アグリフーズの農薬混入事件」です。

これは職場に不満を持った従業員が意図して農薬を混入しました。

これは悪意があります。

 

この悪意のある行為を防ぐ仕組みが食品業界にはあります。

それは業界用語で「フードディフェンス」といいます。

「フード=食品」を「ディフェンス=守る」という意味です。

このフードディフェンスは「性悪説」に基づいています。

つまり「人間はもともと悪いことをする」という考えで、悪いことをどうやって未然に防ぐかということです。

日本は「性善説」なので、なじみがない方が多いと思います。

「性悪説=他人を疑う」、「性善説=他人を信じる」というニュアンスです。

 

フードディフェンスの具体的な取り組みには、現場への監視カメラの設置、危険品の現場への持ち込みの禁止・チェック、さらには従業員のストレスチェックやレクリエーション等が含まれています。

 

わたしは仕事柄、製造工場によく出入りし監査を行いますが、国内の企業はおおむねフードディフェンスが出来ています。

ですが、どの企業も完璧というわけではありません。

では完璧を求めたらどうなるかというと、管理コストが消費者に跳ね返ってきます。

当たり前と言えば当たり前ですが、安心・安全をお金で買うということです。

しかしながら、日本の消費者は安心・安全は「タダ」という意識をもっています。

あまりに自分勝手で独りよがりな消費者クレームが多いと、「それならご自身で肉でも野菜でも米でも作って消費されたらいかがでしょうか?」と言い返したくなってしまいます。

 

なにが言いたいかというと、国内企業は日々努力して、安心で安全な食品をご家庭に届けようとしていることを知ってほしいということです。